仲野博之 氏 高浜町産業振興課 課長補佐 

観光冊子「高浜DAYSでみる」ブルーフラッグ若狭和田ビーチの魅力と高浜町の紹介

皆さま、こんにちは。本日は、お手元に配布しております高浜町の観光紹介冊子「高浜DAYS」をご覧いただきながら、美しいビーチと活気あふれる高浜町の魅力をご紹介いたします。

高浜町は福井県の最も西に位置し、人口およそ9,600人の町です。町のシンボルは、ブルーフラッグ認証を取得している「若狭和田ビーチ」と、富士山に似ていることから「若狭富士」とも呼ばれる青葉山です。

若狭和田ビーチは、きめ細かな砂浜と透明度の高い海が特徴で、遠浅で波も穏やかです。夏の海水浴シーズンには10万人を超える来場者でにぎわいます。

高浜町とブルーフラッグとの出会いは、ほんの小さなきっかけでした。当時の観光担当者が海水浴場に関するアンケートを通じてこの制度を知り、その理念に共感したことが始まりです。その後、観光協会や地域住民と議論を重ね、約2年をかけて認証取得に至りました。

若狭和田ビーチには、ライフセービングクラブや水難救助員会といった海の安全を守る団体が組織されており、浜茶屋の皆さんや地域住民による海浜清掃も積極的に行われてきました。このように、ブルーフラッグ認証の基盤となる取組は、以前から地域に根付いていました。

さらに高浜町には、海のアクティビティや花火大会など多彩なイベントがあり、グルメも充実しています。ちらしずしや漬け丼、創作料理、イタリアン、フルーツ、若狭ふぐなど、魅力的な飲食店が数多くそろっています。また、歴史や文化、町内で活躍する若手事業者の取り組み、オーシャンビューの宿泊施設なども紹介されており、高浜町の多様な魅力を感じていただけます。

ブルーフラッグ認証の取得は、高浜町にさまざまな好影響をもたらしました。その一つが、この冊子「高浜DAYS」の誕生です。認証取得をきっかけに制作が始まり、現在では町の魅力を発信するプラットフォームとして成長しました。

この一冊には、高浜町の暮らしや文化が写真とコラムで丁寧に紹介されており、町の魅力を余すことなく知ることができます。

本日この冊子を手に取られた皆さま、ぜひ「高浜DAYS」を片手に、あなただけの特別な時間を高浜町で過ごしてみてはいかがでしょうか。観光協会のウェブサイトでは電子版もご覧いただけますので、ぜひ一度、高浜町へお越しください。

それでは、近年のブルーフラッグの取組について、永野よりご紹介いたします。永野さん、よろしくお願いいたします。

永野由佳 氏 ブルーフラッグアカデミー+

若狭和田ビーチにおけるブルーフラッグの取組み

皆さま、こんにちは。ブルーフラッグアカデミー+の立場から、若狭和田ビーチにおけるブルーフラッグの取組についてご紹介いたします。

若狭和田ビーチは福井県高浜町に位置し、北陸にありながら京都府に隣接する、関西に近い文化を持つ地域です。「100年後もきれいな海を子どもたちへ」を合言葉に、安全で美しいビーチを守る活動を続けています。

私自身は、趣味のビーチコーミングをきっかけにこの地と出会い、ブルーフラッグの取組に関わるようになりました。漂着物は国や時代を越えて流れ着く“タイムトラベラー”であり、海が世界とつながっていることを実感させてくれます。

若狭和田ビーチは、透明度の高い遠浅の海と白い砂浜が特徴で、アジアで初めてブルーフラッグ認証を取得しました。一方で、日本海特有の海流や季節風の影響により、国内外から多くの海洋ごみが漂着するという課題も抱えています。

かつては多くの観光客でにぎわった高浜町ですが、近年は来訪者の減少とともに、地域の担い手不足も課題となっています。こうした状況の中で、海を守り次世代につなぐためにブルーフラッグの取組が進められてきました。

ブルーフラッグアカデミー+では、情報発信や学校での出前授業、企業研修、イベントなどを通じて理念を広めるとともに、海洋プラスチックを活用したものづくりなどにも取り組んでいます。

若狭和田ビーチは水質が良好で高い評価を受けており、エコツーリズムの推進や地域の子どもたちが関わる環境づくりなど、地域と連携した取組が進められています。安全面ではライフセーバーや救助員、医療スタッフが連携し、バリアフリーの遊歩道や水陸両用車いすの導入など、誰もが安心して利用できる環境を整えています。

環境教育では、海岸の素材を使ったものづくり体験や生き物観察会を実施し、地元の子どもたちも活動に参加しています。また、ビーチクリーンと連動したイベントを行い、楽しみながら環境活動に参加できる仕組みづくりにも取り組んでいます。

年間を通じた清掃活動や海ごみのアップサイクル、新たなアクティビティの導入などを通じて、地域の魅力向上にもつなげています。

この美しい海のある日常が、ブルーフラッグの理念のもとでこれからも続いていくことを願っています。